都内近郊に住んでいると、「自然を感じたいな」と思うことがありますよね。
でも、朝早く起きて山に登る気力は……正直ありません。
そんな私が「手軽に、大自然(しかも大海原!)」を感じられるスポットを紹介します。
その名も「東京ゲートブリッジ」
2025年より通行可能になった、出来立てほやほやのスポットです。
午後からふらっと出かけても、ちょうど夕暮れを楽しめる手軽さはねぼすけさんにぴったりです。
実際に歩いたタイムスケジュールも載せていますので、参考にしてみてください。
15:00 新木場駅集合
海の森公園で軽く食べたい場合は、あらかじめ新木場駅で調達しておくのがおすすめです。
駅にはコンビニやドトールがあります。
15:15 新木場駅 ↔️ 海の森公園 シャトルバス乗車
バス停はありませんが、指定場所で待っているとバスがやってきます。

バス時刻表と乗車位置
(引用元:海の森公園公式サイト https://uminomoripark.com/access/)
運行ダイヤは試行運転中のため、最新情報を必ず確認してくださいね。

無料シャトルバスに乗る
バスはしばらく工場群の間を走り、突然、視界が開けて海が現れます。
そのまま東京ゲートブリッジを渡って進むので、「これを歩いて帰るのか…」と思うと少しドキドキします。
窓の外は、ほぼ海。壮観です。

ゲートブリッジをわたるバスからの景色
15:30 海の森公園 着
バスを降り、駐車場から左へ進むと公園の入口があります。

海の森公園入り口
長い階段を登ると、広々とした広場が出現!

大屋根リングみたいな建物
ピクニックをするのもよし、散策を楽しむのもよし。
休憩所やトイレ、自販機もあります。

ベンチもある

トイレ、自販機
私たちのメインはゲートブリッジ散策なので、軽く休憩をしたら橋へ向かいます。
16:15 散策開始
まずは、海の森大橋を目指して歩きます。


公園を出て右にまっすぐ歩きます。
橋が目の前に見えているので迷うことはありません。

散策開始!
周囲には東京都のゴミ処理場など、普段は見ない施設が立ち並びます。

海の森大橋
橋が見えました!夕陽に照らされていい感じです。

橋、かっこいい

橋を渡ったら階段を降ります
階段を降りたら、遠くにみえるエレベーターまでひたすら歩きます。

遠くにゲートブリッジのエレベーターが見える
右は臨海道路、左は野草が茂る空き地。景色の変化はあまりないので、ただひたすら歩くのみ。

夕陽に照らされた葉もまた良し
後から知ったのですが、臨時ルートが開放されている日もあり、その場合は海の森大橋を渡らずにゲートブリッジへ行けるとのことでした。
歩く距離を短くしたい方は、事前に開放状況をチェックしておくと良いでしょう。

臨時ルート開放カレンダー
16:30 ゲートブリッジエレベーター到着
ついにエレベーターに到着。

エレベーター
10階まで一気に上がります。

大きなエレベーター

10階まで一気に上がります
開閉館の時間が決まっているので、利用時はご注意を。

エレベーター使用可能時間
(引用元: 東京都港湾局「【重要なお知らせ】東京ゲートブリッジ歩道開放のお知らせ ~海の森地区に歩いて渡れるようになります~ 」https://www.kouwan.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kouwan/251030_gatebridge)
16:40 東京ゲートブリッジを渡る

わたるぞい!
橋の上に出た瞬間、思わず声が出ます。

空が広ーい
ちょうど夕暮れ時、空がオレンジに染まり始めていました。
振り返ると…

あれは…?
――富士山!

富士山だー!
東京でこんなにはっきり富士山を見たのは初めてです。
葛飾北斎の浮世絵に描かれる「江戸から見た大きな富士山」って誇張だと思っていましたが、
高い建物のなかった江戸時代なら、きっとこんなふうに見えていたのかもしれません。

葛飾北斎筆 冨嶽三十六景・御厩川岸より両国橋夕陽見
(引用元:「ColBase: 国立文化財機構所蔵品統合検索システム」 https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/A-11176-4?locale=ja)
橋の上から、少しだけ江戸の人々の気持ちを想像しました。

ゲートブリッジ中心
橋の上を進むうちに、空はどんどん暮れていきます。
目の前の対岸にキラキラと光るのは、東京ディズニーリゾート。その左隣には、葛西臨海公園の観覧車が煌めきます。
後ろを振り返ると、大海原のむこうで、東京タワーや新宿の高層ビル群がライトアップを始めていました。
遠くには富士山のシルエット、そして羽田空港から飛び立つ飛行機が薄暮の空を横切っていく――。

東京新名所
東京らしく、でも今まで見たことのない風景に心を奪われました。
17:25 若洲バス停から新木場駅へ

エレベーターを降り、暗くなった道を若洲キャンプ場前バス停へ。
振り返ると、光に照らされたゲートブリッジの構造がまるでSFのワンシーンのよう。

橋が向こうに見える

高架下
同じように橋を歩いた人やキャンプ客がバスを待っています。
バスに乗り、新木場駅へ戻ります。
17:50 散策完了!
お疲れさまでした。
たった数時間の小さな旅ですが、海風と夕暮れの空、そして大きな橋を歩く体験は、驚くほど心をリフレッシュさせてくれます。
まとめ
都内にいながら、こんなに「大自然」を感じられる場所。
東京ゲートブリッジ、想像以上におすすめです。
