2025年9月、初めてウズベキスタンに行ってきました!
3泊5日で、タシケントとサマルカンドを周遊。
とても満足感のある旅になったので、実際に体験した旅程を紹介します。
ウズベキスタン旅行を検討している方の参考になれば嬉しいです。
この旅で叶えたかったこと
円安で海外旅行への腰が上がらない今日この頃。
でもやっぱり海外に行きたいですよね。
今年開催の大阪万博で、各国のパビリオンを見学したこともあり、海外熱が冷めやらずに持て余しておりました。
今回の旅行への願望はこんな感じ。
- 夏休みに海外に行きたい!
- 長く休みは取れないけど、「海外に来た感」は味わいたい!
- 12時間のフライトはちょっとつらい(ヨーロッパやアメリカはなし)
- でも東南アジアって気分でもない
- さらに、お金はあまりかけたくない(ヨーロッパやトルコは高い…)
そこで浮上したのが――
「ウズベキスタン、いいかも!」

サマルカンドだけ知ってた
旅行スタイル
今回の旅行スタイルはこんな感じ。
もし旅程を組むなら、自分のスタイルに合わせて参考にしてもらえるといいかも。
- 割と歩くのが好き(一日2万歩くらいは平気)
- 食べるの大好き!美味しくてその国っぽいものが食べたい
- 30代会社員・女性2名
実際の旅程
一日目(成田 → タシケント)
11:05 成田発(ウズベキスタン航空 HY528便)
16:10 タシケント空港着。SIM購入、両替完了!
17:30 宿にチェックイン
18:30 ウズベキスタンを味わえる雑貨屋 Human House でお土産を下調べ
19:00 観光客も入りやすい近くのオシャレレストラン Mar mar sharq taomlari で夕食。シャシリク、サラダを堪能!
20:00 地元っ子の夜遊びスポット マジックシティ を観光
22:00 宿に戻る
到着初日は、夕方から街歩き。
空港から市内まではタクシーで約20分、街は思ったより近代的で、照明も明るい印象。
Human House はウズベキスタン感ある素敵な雑貨屋さん。ちょうど民族舞踊を披露していて、見学させてもらいました。

Human Houseの店内、スザ二が綺麗

いろんな地域の食器があります
食器や布製品が所狭しと並ぶ。
Mar mar sharq taomlari は英語のメニューもある観光客も入りやすいレストラン。シャリクが絶品で旅の最初の食事として大満足。

羊と牛のシャシリク
初シャシリク!羊と牛の串を注文。炭火で焼き上げたジューシーなお味。しかも一本100円くらい!安すぎる!!付け合わせの酢漬けの玉ねぎが肉の脂っこさを消してくれて、合うんだな〜〜、これが。
ウズベキスタンのご飯は美味しいと確信した最初の一皿でした。
そのあと行った マジックシティ は観覧車や噴水があるレジャーエリアで、
タシケントの今を知れるおもしろスポットって感じかな。

マジックシティ入り口

なんかこの城見たことあるんだよね(笑)
全体的にディズニー⚫︎ンドを意識してるなって感じが面白かったです。
写真映えスポットと、ショッピング、レストランエリアがあって、観光客向けというより、地元民向け。
もし普通に買い物に行きたかったら、この時間はタシケントシティモールに行ってもいいと思う。
でも私はこういうの大好きだから。。楽しかった。。
二日目(サマルカンドへ移動)
6:30 ホテルで朝食
8:40 タシケントとサマルカンドを結ぶ特急電車 シャルク号(710ФА) でサマルカンドへ
11:45 サマルカンド着。宿に荷物を置いて観光開始!
13:00 地元の人に人気の Sharof Bobo Oshxonasi でプロフを食べる
13:30 お土産屋さんが並ぶカリモフ通りにある ツーリストインフォメーションに立ち寄る
14:00 地元っ子の食材からお土産までなんでも揃う シヨブバザール を観光
15:00 サマルカンドの代名詞 レギスタン広場 をじっくり観光
17:00 ホテルにチェックイン
19:00 シャシリクの美味しいお店 BoBUR SHASHILIK で夕食
21:00 レギスタン広場 でプロジェクションマッピング鑑賞
22:00 ビールを買ってホテルのテラスで晩酌
到着2日目は、いよいよ憧れのサマルカンドへ。
タシケントからサマルカンドまでは特急シャルク号で約2時間半。
サマルカンド駅の聳え立つ大きな駅舎はソ連建築感があり、オシャレ。

サマルカンド駅ホーム
まずはランチに、地元の人気食堂 Sharof Bobo Oshxonasi へ。
看板メニューのプロフ(羊肉入り炊き込みご飯)は、香ばしいラムとパプリカ、ドライフルーツの甘みが絶妙。
ディル入りのヨーグルトスープやトマトと玉ねぎのサラダも、素朴ながら体に染み渡るお味。

絶品のプロフ

サラダとスープも美味しい

その後は土産物屋の集まるカリモフ通りを抜けて、シヨブバザールへ。
果物やスパイス、ナッツから日用品まで、あらゆるものが並ぶ活気ある市場。ものが多すぎてとにかく圧倒された!

バザールのほんの一角

ザクロジュース売り
午後は、ついにサマルカンドの象徴 レギスタン広場へ。

レギスタン広場
3つのマドラサ(神学校)の緻密で美しいモザイクには感嘆するばかり。この天井の美しさは、写真では伝えきれない!

マドラサのドーム内部

ドーム天井
夕食後、再びレギスタン広場へ戻ると、夜空の下でプロジェクションマッピングが開催されていたので、鑑賞。
シルクロードによって築かれたサマルカンドの歴史が、幻想的な映像で蘇ります。
宿に戻ってからは、テラスでビールを飲みながら静かな夜風を満喫。

最高!
ライトアップされたレギスタン広場を眺めつつ、旅の余韻に浸った一日でありました。

三日目(サマルカンド観光 → タシケントへ)
6:00 起床
7:00 朝のレギスタン広場を眺めながら、階段状に霊廟が並ぶ シャーヒ・ズィンダ廟群まで散歩
9:00 朝食
10:00 宿で休憩
12:00 チェックアウト後、荷物を預けて観光
12:30 ティムール帝が眠る黄金の霊廟 グーリ・アミール廟 を観光
14:30 シヨブバザール内のレストラン Kyzyl Chaihana (Qizil Choyxona) で遅めの昼食と買い物
16:00 カリモフ通りにある高級で質の高い土産物屋 Happy Bird Art Gallery をブラブラ
17:00 夕暮れが美しいレギスタン広場でまったり過ごす
19:20 特急電車シャルク号でサマルカンド駅からタシケントへ
24:00 1時間遅れでタシケント駅着(予定22:47)
24:30 ホテルにチェックイン
三日目はサマルカンド観光の最終日。
朝早く起きて、レギスタン広場とシャーヒ・ズィンダ廟群を見学。神秘的な霊廟群が朝日に照らされて本当に素敵。

美しいシャーヒ・ズィンダ廟群

朝の光に照らされる霊廟
この旅行で一番多く日本人出会ったかも。真面目に早朝に起きて見学しにくるのは日本人の特徴かもね。
宿に戻って朝食をとる。今度紹介するけど、ここの宿の朝食がほんとうに美味しかった!サラダとヨーグルトが全部おいしい。サモサもミニサイズが食べれて満足。

ホテルの朝食

果物もサラダも絶品!

グーリ・アミール廟
少し休憩したあとチェックアウト。荷物を預けてグーリ・アミール廟を見学。ティムール帝が眠る霊廟で、青と金の装飾が印象的。日本語喋れるガイドさんがいて、お金を払って色々説明してもらったよ。

廟内部。本当に緻密で美しい。
朝食を多めに食べたので、ちょっと遅めにシヨブバザール内のKyzyl Chaihana (Qizil Choyxona)で軽く昼食。
伝統的なチャイハナで食べる料理は絶品。ラグマンとサモサが本当に美味しかったし、ナンが絶品!サマルマンドのナンは、ぎゅっと生地が詰まっててベーグルみたいな食感。この店は、伝統的なサマルカンドのナンが食べらるのでお勧めです。

ラグマンとサモサ 野菜のスープ(奥)

サマルカンドのナン(ハーフサイズ)

チャイハナ形式の店内
Happy Bird Art Gallery は、伝統的な工芸品の職人が集まる、アートギャラリーのような素敵な土産物屋。土産物屋と呼ぶにはふさわしくない、素敵なショップです。伝統楽器の職人とお話したり楽器を触らせてもらったり、絨毯などの織物や精密画を見せてもらう。

素敵なHappy Bird Art Galleryの中庭

織物屋さん。テーブルウェアとかも購入できる。
夕方、再びレギスタン広場に立ち寄り、最後に景色を眺めてからシャルク号でタシケントへ移動。深夜にホテルにチェックインして、三日目終了。

一等車の座席 ふかふか!
電車が一時間遅れたけど、一等車両の椅子がふかふかで充電もあり、かなり優雅に過ごせました。明日は最終日!
四日目(タシケント観光)
9:00 ホテルで朝食(昨晩遅かったのでのんびり)
12:00 荷物をホテルに預けてチェックアウト
13:00 超有名なプロフ専門店 BESHQOZON でプロフを食べる
14:00 謎の廃墟遊園地 タシュケントランド を散策
15:00 タシケントの中心にあるティムール記念像周辺を観光
15:30 第二次世界大戦後、日本人捕虜が建築したという ナヴォイ劇場 の建築を見学
合間に地下鉄の駅の美しい装飾にうっとり
16:00 ウズベキスタン最大級の市場 チョルスーバザール で買い物&軽食
17:00 タシケントシティモール でカフェ休憩とショッピング
20:00 ホテルで荷物をピックアップし空港へ
01:40 タシケント発(ティーウェイ航空 TW432便/予定より2時間遅れ)
四日目はタシケント観光の日。
朝はゆっくり起きて、ホテルで朝食。昨晩遅かったのでのんびり過ごす。
チェックアウトを済ませたら、まずはタシケントの超有名プロフ専門店 BESHQOZON でランチ。信じられないほど大きな鍋で作られるプロフは本当に美味しい。サマルカンドのプロフより羊の香りが強めかな。調理風景も含めて、タシケントのお勧め観光地として上がってくるのも頷ける。

BESHQOZONの看板

バカでか鍋

羊の香り強めプロフ

こっちのナンも美味しい!
そのあと、少し変わったスポット、タシケントランド を散策。廃墟になった遊園地で、独特の雰囲気が面白い。

変な遊具

タシケント中心の ティムール記念像 周辺を見学して街の雰囲気を楽しむ。

ティムール像
続いて、ナヴォイ劇場 を見学。第二次世界大戦後、日本人捕虜が建築に携わったという歴史を持つ劇場は、外観の見応え十分。

ナヴォイ劇場
その後は チョルスーバザール で買い物や軽食を楽しむ。本当に広くて道に迷いながら最後のシャシリクにありつく。

チョルスーバザール

シャシリク屋のおじさん
ちなみに、タシケント内の移動は全て徒歩&地下鉄でした。合間に地下鉄の駅にも立ち寄り、美しい装飾にうっとり。

BODOMZOR駅

KOCMOHABTAAP駅

宇宙がテーマの駅舎

CHORSU駅
夕方は タシケントシティモール でカフェ休憩とショッピング。高級スーパー galmart では、お土産に使えるお菓子やお茶を大量購入。お惣菜も売ってるので、空港に早めについて、お惣菜を食べることにする。オシャレな土産物屋もあり、かなり買い物欲が満たされる。トイレも無料なのがいいよね、日本人的に。

galmart
夜はホテルで荷物をピックアップして空港へ。夜遅くの便でタシケントを出発し、韓国仁川航空へ!
五日目(移動日)
10:10 仁川空港着
11:00 仁川空港で昼食&空港観光
14:00 仁川空港発
18:00 成田空港着
五日目、帰国の日。
深夜のフライトを経て、朝に仁川空港へ到着。まだ少し眠いけれど、旅の終わりを感じながら空港内を歩く。
お昼は空港のフードコートで軽く食事。牛テールスープと、チゲスープを食べる。やっぱり韓国料理は日本料理と近くて癒されるな〜〜。

牛テールスープ

チゲスープ
午後の便で成田へ向かい、夕方に到着。長い旅もこれでひと区切り。

ポケモンジェット🎵

日本が見えてきた!
結果どうだった?
めっっっちゃ良かったです。
3泊5日という短い日程ながら、「しっかり海外旅行した!」という満足感があり、
忙しい日常を忘れてリフレッシュできました。
- 長く休みが取れないけど、海外に来た感は味わいたい!
→ 3泊5日でウズベキスタン旅行が実現できました!
私は帰国後に1日お休みを取りましたが、体力のある人なら5日間の休みだけで行けると思います。ちなみに、ウズベキスタンへの直行便は週2便のみ。日程を組む際は要注意です。 - 12時間のフライトはちょっと辛い
→ 直行便は片道7〜8時間。ヨーロッパよりかなり楽です。 - でも東南アジアって気分じゃない
→ 中央アジア!シルクロード!アラビアンナイトの世界!
乾いた空気と青い空が最高でした。 - お金はそんなにかけたくない(ヨーロッパやトルコは高い)
→ 航空券は、行きウズベキスタン航空で約8万円、帰りティーウェイ航空で約6万円。合計14万円ほどでした。
物価もとても安く、タクシー30分で約500円、
お酒付きの夕食でも2人で3,000円前後。
ホテルもひとり1泊1万円あれば、清潔でお湯たっぷりの快適な宿に泊まれます。
ウズベキスタン旅行をおすすめしたい人
ウズベキスタン旅行は、
- ヨーロッパやアメリカは時間的・金銭的に難しい
- でも東南アジアのリゾート気分ではない何かを味わいたい
- 異国情緒のある街並みや歴史が好き
そんな人にぴったりの旅先です。
もちろん、長期で他都市を回るのもおすすめですが、
「忙しい日常の合間に非日常を味わいたい」という方には、
ウズベキスタン、本当に良かったですよ。
次回予告
詳しい観光地の感想は別の記事で詳しく紹介する予定です!
